水道が止まった!最初に確認すべきこと
朝起きて、顔を洗おうと蛇口をひねった瞬間、水が出ない。突然の出来事に、誰もが戸惑いと不安を感じるものです。しかし、慌てる前に、まずいくつか確認すべき大切なポイントがあります。落ち着いて状況を把握することが、問題解決への第一歩となります。 まず、最も基本的な確認は「家中のすべての蛇口から水が出ないか」という点です。もしキッチンだけ水が出ず、お風呂からは出るようなら、特定の蛇口やその配管に問題がある可能性が高いでしょう。しかし、家中どこからも水が出ないとなると、給水設備全体、あるいは地域の水道供給に問題が発生していることが考えられます。お湯だけが出ない場合は、給湯器の不具合が主な原因であることが多いため、原因の切り分けにも繋がります。 次に、「近隣でも同様の状況か」を確認しましょう。近所の人に聞いてみたり、地域の水道局のウェブサイトやSNSを確認したりすることで、広範囲で断水が発生しているのか、それともご自身の家に特有の問題なのかが分かります。広範囲の断水であれば、水道局から復旧の見込みなどの情報が提供されるはずです。 もしご自宅のみで水が出ない場合は、「水道の元栓(止水栓)」が閉まっていないかを確認してください。引越しの直後や、何らかの工事を行った際に、誤って元栓が閉められてしまっているケースも稀にあります。元栓は通常、水道メーターのそばや、シンクの下などに設置されています。また、冬場であれば「水道管の凍結」も考えられます。特に冷え込んだ朝に水が出ない場合は、しばらく待つか、凍結対策を試みる必要があるでしょう。 これらの確認作業を行うことで、何が原因で水が止まっているのかをある程度特定できます。原因が分かれば、次に何をすべきか、より具体的な行動に移ることができます。