台所のシンク交換、水回りに関わる作業だから、専門業者に頼むしかないと思っていませんか?実は、一部のケースではDIYで挑戦することも可能です。しかし、そこにはメリットとデメリット、そして注意すべき落とし穴があります。私の経験も踏まえて、DIYとプロへの依頼について考えてみましょう。 以前、知人の家のセクショナルキッチンの流し台を、私がDIYで交換するのを手伝ったことがあります。昔ながらの流し台がユニットとセットになっているタイプで、シンクだけでなく流し台キャビネットごと交換する形式でした。古い流し台を撤去し、新しい流し台を設置、給排水管を接続するという一連の作業は、確かに慣れないと大変でしたが、専用工具を揃え、YouTubeの動画 や取扱説明書を参考にしながら、なんとか設置できました。費用は安く抑えられ、達成感も大きかったです。 しかし、これは「置型タイプ」と呼ばれるセクショナルキッチンだったため、比較的容易だったと言えます。システムキッチンの場合、シンクとワークトップ(天板)が一体となっているタイプが多いのですが、この場合はシンクだけを交換するのは非常に難しい、あるいは不可能に近いことが多いです。シンクと天板を接着しているため、シンクだけを取り外すことができない構造になっているからです。無理に剥がそうとすると、天板自体を破損させてしまうリスクがあります。 DIYのメリットは、やはり「費用を安く抑えられる」ことと「自分の好きなタイミングで作業できる」ことです。しかし、デメリットとしては、水漏れや故障のリスク、重いシンクの運搬、専門知識の不足による思わぬトラブル発生、そして何より「時間と手間」がかかることが挙げられます。特に、給排水管の接続は水漏れに直結するため、確実な作業が求められます。 「シンクの交換工事は『難しい』のであって、『絶対にできない』わけではない」という意見もありますが、私としては、以下のような場合は無理せずプロに依頼することをおすすめします。
流し台交換自分でできる?