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止まらないシュー音!トイレタンク内の水漏れが水道代を高くする
トイレの水を流し終え、タンクに水がたまりきった後も、便器の中から「シュー」「シャー」という細く長く続く音が止まらない。この症状は、タンク内部の部品が劣化し、水が便器へ絶えず漏れ続けていることを示しています。これは、衛生的にも問題ですが、それ以上に家計を直撃する「見えない浪費」のサインであり、放置すると水道料金が予期せぬほど高騰する危険性があります。このシュー音の主な原因は、トイレタンク内部にある二つの重要な部品、「ボールタップ」と「フロートバルブ」の不具合です。まず、タンクに給水する役割を担う「ボールタップ」という装置が劣化すると、水位が満タンになっても給水を完全に停止させることができず、余分な水がオーバーフロー管から便器へと流れ続けてしまいます。もう一つの、そして最も多い原因が、タンクの底で排水口を塞いでいるゴム製の栓「フロートバルブ」の劣化です。このゴム部品が経年劣化で硬化したり、変形したり、あるいは水垢やゴミが挟まったりすると、排水口を完全に密閉できなくなり、その隙間から常に水が便器側へとチョロチョロと漏れ出してしまうのです。タンク内の水位が少しでも下がると、ボールタップはそれを感知して給水を始めてしまうため、結果として「給水しては漏れる」という無限ループに陥り、24時間水が流れ続けることになります。この漏水量は、見た目にはわずかでも、1ヶ月で数千円から一万円以上の水道代増加につながることも珍しくありません。異変に気づいたら、まずタンクの蓋を開けて内部を観察し、水がオーバーフロー管から溢れているか、フロートバルブの周辺から漏れているかを確認しましょう。これらの部品はホームセンターでも購入でき、交換作業も比較的簡単ですが、自信がない場合は水道修理業者に依頼するのが確実です。
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トイレから謎のうなり音?「ブーン」と響く異音の原因と解消法
トイレの水を流した後、タンクに水がたまる過程で、「ブーン」「ウィーン」「フォーン」といった、うなるような、あるいは共鳴するような低い音が響き渡ることがあります。この異音は、ゴボゴボというつまりの音や、ガンという衝撃音とは異なり、直接的な危険性は低いことが多いですが、非常に不快であり、何らかの部品の不調を示唆しています。このうなり音の主な原因は、トイレタンク内部にある給水装置「ボールタップ」や、その周辺部品が、水の流れによって微細に振動し、タンクや給水管と共鳴することで発生します。水道管を通る水には常に圧力がかかっており、ボールタップの弁が開いてタンク内に水が流れ込む際、その水のエネルギーが部品を振動させることがあります。特に、ボールタップ内部のパッキンが経年劣化で硬化したり、部品の固定ナットが緩んでいたりすると、振動が起こりやすくなります。この小さな振動が、タンクという空洞の箱や、壁の中を通る長い給水管に伝わることで、音が大きく増幅され、「ブーン」という共鳴音として私たちの耳に届くのです。例えるなら、楽器のリードが息によって振動して音を出すのと同じような原理です。この問題への対処法としては、まずトイレの止水栓を少し閉めて、タンクへの給水量をわずかに絞ってみることで、症状が改善することがあります。水の勢いが弱まることで、部品の振動が抑えられるためです。それでも音が止まらない場合は、ボールタップ内部のパッキンやダイヤフラムといった消耗部品を交換したり、ボールタップ本体の固定ナットを増し締めしたりすることで解決する可能性が高いです。これらの作業はDIYでも可能ですが、部品の選定や分解作業に不安がある場合は、無理をせず水道修理業者に依頼するのが確実です。